大抵の事は眠ると治る。
風邪、アレルギー、悪寒、吐き気、などなど様々な事を挙げてもキリがない。
僕は寝ると大抵何でも治る。睡眠のパワーと言うものかもしれない。
眠らない日もある。大体その日は脳の活動を最小限に抑える事によって、もしくは目標を実行しようとすると眠気はなくなる。
睡眠とは不思議なもので、僕が小学生ぐらいの頃に、卵の食べ過ぎが原因により全身がアレルギーに似た症状を発症した過去がある。けれども寝たら治った。
吐き気も、何もかも、大抵は寝れば治る。人体の神秘である。
そして寝ている時に何が起きているのやら、一本の、獣にやられたような、爪のひっかき傷が起こる場合もある。
寝ている間に自分自身をひっかいてしまっているのか、真実のほどは定かではないが、出血して傷口が治ってる最中の傷と言うべきか、その謎の傷も割と多い。
大体は腕、手首から一直線にかけてその傷が出来る。最近は腹の部分、臍の部分の上を描くように一直線に綺麗な傷跡があった。一体なんなのだろうか。
しかし大抵寝ていると治る。
翌日には傷跡もなくなる。まさに、人体の神秘である。
ちなみに、その傷跡は触れていても痛い訳でもないので、大して気にするほどの事でもない。
二十歳前後か、思春期の頃なのか、よく覚えてないけれど、お風呂の中で潜ったまま眠ってしまった事さえある。ふと起きたら潜ったままで、ちっとも苦しくなかったので、人間もしかしたらエラ呼吸が出来るのではないか、と考えた事さえある。
夢とは関係ないけど、暗闇のなか赤外線みたいな視界で辺りを見回した事さえある。
思わずビックリして瞬きしたらその瞬間に治ってしまったけど。
人間もしかしたらありとあらゆる機能が備わってるのではないか、と考えた事さえある。
人はよく100パーセントのうちの数パーセントぐらいしか潜在能力しか引き出せないと聞くが、実際そうかもしれないし、そうではないかもしれない。
僕は眠る事で自己治癒する能力があるかもしれない。