年が明けたら毎年欠かさず買う物がある。
それは「おみくじ」である。
僕はおみくじと言うものが、何となく気になって買ってしまうのだ。
確か一年前は「大吉」で、一昨年は「吉」だったと思う。それほど大吉は大した事はない。二、三年連続して出た事もある。
二か所以上のお寺でお参りした時にも買って、二回連続して出た事さえもある。
でも、大吉は出るとその年の運はそこで使い果たしてしまうと云われているので、むしろ吉の方が嬉しかったりする。
そんな「おみくじ」ではあるのだが、僕にはその「おみくじ」の結果に不満に感じる項目がある。
それは特に願望の項目だ。
大抵、この願望のところには「願い続けてれば叶う」だの「いずれ叶う」などが書かれてある事が多々あり、逆に叶わないでしょうと言う事が書かれてあった記憶が一切ない。
叶えられない願望があるからこそ、人はそれを目標とし、願望として願い続けるかもしれない。でも、僕にはそれが、まるで無駄な行為ではないかと思える。
叶うにしろ叶わないにしろ、そんなに易々と人の願望・目標に対して、「叶う」なんて書いて良いのだろうかと疑問に感じる。書くぐらいなら、ちゃんと「叶わせて欲しい」と思うぐらいだ。
運命なんてものは結局、偶然もしくはお金でしかないだろう。
努力だけではどうしようもないものなのだ。
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よく神は人の思考を読めるなどと云われているが、むしろ自分が自身を操作しているように感じているだけで、そのように操作されているだけではないのかと、物心ついた頃より未だに時折疑問に感じる事があります。