六藤椰子〃の記(しるし)

思ったこと、考えたこと、まとめてみました

感覚

僕は人を殺してみたい衝動に駆られる事がある。

 

殺したらどんな感覚になるのか、気になるからだ。

もしかしたら感覚ではなく、快感になるかもしれない。もしくは不愉快な気持ちにも成り得る可能性も無くは無い。

 

神ですら居たら殺してみたいものだ。

 

何かに飢えている。そんな感覚。

 

以前、新宿駅で原因までは不明だが、

(最も殴り合いである理由かもしれないが)

拭き取った後であろう血の痕が大量に残っていた現場を見かけた事はある。

 

ただ、何とも感じなかった。

 

パトカーで追われているであろう走り去って行く人を見かけた事もある。

 

ただ、これも何とも感じなかった。

 

早朝の人通りが少ない屋外でヤクやってるのか単なる酔っぱらいだったのかまでは知らないが、目の前で上半身裸になって見せつけてきた四十路ぐらいの男も見た事がある。

 

ただ、これまた何とも感じなかった。

 

ひと通りが少ない中で妙に殺気と言うか背筋がゾクリとするような人に後ろに付いて来られた事もある。

 

僕はわざと付近にある交番前まで行って、いかにも待ち合わせしてる風に装ってその人の顔を確認しようとしたが、目元まで黒い帽子を被り、マスク着用していたと思う…既にうろ覚えではあるが、全身黒い服装だった気もする。

その人はそのまま何事もなかったかのように通り過ぎ去って行ったのだが、僕の思い過ごしだったのか、それとも…なのかどうかまでは分からない。

 

ああいう人にまた会ってみたいものだ。

 

 

僕は人を殺してみたい。それが快感となるか、それとも不愉快になるかどうかまでは分からないし、ハッキリ言って未体験であり、未知数でもあるので、こういった物事に関心抱く理由としては、好奇心からか、興味深くも感じてくる。