六藤椰子〃の記(しるし)

思ったこと、考えたこと、まとめてみました

目立つ子

僕は幼少期より成人してから数年間、

目立ってはいけないものだと思って育ってきた。

 

その理由も原因も分からない。そもそも何故なのか覚えていない。

 

自己肯定感が低かったのだと思う。とにかくただただ低かった。

 

ある日を堺にそれが突如としてパッと消えて、

まるで鎖から束縛され、繋がれた状態から解除されたように解放された。

これまた理由も原因もよく分からない。

 

考え込む力も、かつて思慮深かった自分自身も解き放たれた。

 

鬱が消え去ったような感覚である。

モヤモヤした曇り空が急に晴天になったような、それほど不気味で、いきなりスッキリしたような感覚。

 

 

いわゆる神に囚われ過ぎてしまったかもしれない。

 

僕は変わった。昔ほど思慮深くもなくなった。

成長と言うべきか、退化と言うべきか。

 

昔ほど考える事が一切無くなったのだ。

もし過去に戻って人生やり直せと言われたら、ある条件付きなら戻ってやり直したい気持ちと言うのは昔から相変わらずあるが、このまま過去へ戻るのは断固として拒否するだろう。