俗に言う天才は本当の天才ではない。
天才とは人が勝手に作り出し、人が勝手に決めた幻想である。
人才と言うのが正しいかもしれない。
人は生まれながらにして一つの才能があると言われている。
それが発揮されるかされないかは運命次第…らしい。
しかし、それは残念ながら一つの幻想にしか過ぎない。
誠の天才とは人には決して気づかれない。
そして本人にも自覚がないものだと思う。
人はさまざまな事象や出来事に解釈に繋げようとする。
原因には理由があると思い込む。
理由には解明に繋がると思い込む。
人の考える原因とは一つである。
しかしその原因は一つであるとは限らない。
二つも、もしかしたら三つ以上だってあるかもしれない。
人が言う世界線は一本の線で例える事だってある。
直線に進み、それが複雑化して何本の線となる。
しかし、僕が考える世界線は複数の線が中心に向かって進んでいるものと考えている。
その中心に全ての世界線が集った時に宇宙に何かが起きる、そう思っているのだ。
しかし残念ながらこれも空想であり、僕と言う人の勝手に考え出した幻想である。